マレーシア移住の条件とは?教育移住に必要なビザをわかりやすく解説【最新版】

マレーシアは、日本人の移住先としても人気な国で、近年ではお子さまの教育移住として、マレーシアへの移住を検討されている方が増えてきています。
この記事では、お子さまとマレーシア移住を考えている方を中心に、マレーシアへ移住する条件やビザについて解説していきます。
教育移住を考えている方はもちろん、マレーシアに移住をしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください!
マレーシア移住するにはビザが必要

マレーシアに移住をするには、ビザが必要です。
マレーシアに移住するうえで考えなくてはいけないことが、どのビザで移住をするのかということです。
マレーシアから滞在する許可をもらうことで、移住をすることができますので、マレーシアと日本の間で、どのようなビザの形態が許可されているかを知っておく必要があります。
ビザは目的や期間によって申請できるビザの種類が異なりますので、ご自身の滞在計画に合ったビザを選択して生活をすることが大切です。
マレーシア移住のためのビザ一覧
マレーシアに移住するためのビザは、以下の通りです。
マレーシア移住の目的によってビザの種類が異なることはもちろん、ビザごとに滞在可能な期間も違いがあるため、事前にしっかり確認しましょう。
ビザなし | 90日 |
MM2Hビザ | 最長5年 |
学生ビザ+親子ビザ | 有効期限1年 |
就労ビザ・PVIP | 最長20年 |
デジタルノマドビザ | 最長2年 |
レジデンスパス | 10年の滞在権 |
配偶者ビザ | マレーシア人の伴侶として5年以上滞在することで永住権の申請資取得 |
取得条件はビザによって異なる
ビザの種類を紹介しましたが、どのビザも誰もが取得できるわけではありません。
ビザを申請するにあたって、滞在する目的や内容に合ったビザを選択する必要があります。
そのため、移住の際はご自分の移住の目的を明確にして、申請しましょう。
ビザ取得の一般的な流れ
ビザを取得するにあたって、申請方法はオンライン申請または大使館申請が一般的です。
申請書類の準備・申請手続き・審査・ビザ発行という流れになります。
出発の2週間前までに申請を済ませることが推奨されており、大使館申請は、東京にあるマレーシア大使館で行うことができます。
申請者本人が大使館に行き、直接書類を提出するか、旅行会社などを経由して申請する方法があるので、ご自身に合わせて取得方法をご検討ください。
一部のビザは、郵送での書類受け取りも可能です。
審査期間は数週間から数ヶ月かかる場合もあり、却下される可能性もあります。
ビザが発行されることで、ようやくマレーシアへの入国が可能になります。
MM2Hビザの取得条件は?【家族でマレーシア移住する】

MM2Hとは、マレーシア・マイ・セカンド・ホームの略称で、長期滞在を希望する移住者に向けたビザです。
MM2Hビザは、家族で取得することで、家族全員で滞在することのできる便利なビザです。
MM2Hビザは誰でも取れる?取得条件は?
MM2Hビザの取得条件は、以下の通りです。
- 申請者は25歳以上
- 年間合計90日以上のマレーシア滞在が必要
- ビザの許可がおりてから1年以内に不動産の購入が必須
- 無犯罪証明書の提出
- 職務経歴書の提出
- 資産証明と収入証明の提出
- ビザ取得後にマレーシアの銀行に定期預金
21歳以下の未婚の子どもは、親のMM2Hビザに帯同可能で、インターナショナルスクールへの入学が可能です。
ただし、学校によっては、学生ビザが必要です。
21歳以上34歳以下の未婚の子どもも帯同できますが、この場合はマレーシア国内での就労は不可です。
MM2Hビザを取得するメリット
MM2Hビザを取得するメリットとして、最長20年間の滞在許可が得られることです。
まず、MM2Hビザ取得時に最長5年の有効期限を得ることができます。
パスポートの残存期間が5年未満の場合、それに合わせてパスポートが発行されますが、パスポートの更新後にビザの残りの期間を取得することができます。
ビザの最大期間を満了した後、マレーシアの移民局に許可されることで、ビザの更新が可能です。
また、MM2Hビザは配偶者・扶養家族・申請者の両親・配偶者の両親は、申請者のビザに従属する形で帯同ビザの取得が可能となっています。
ほかにも、MM2Hビザを取得することで、マレーシアで長期医療を受けたり、お子さまがインターナショナルスクールに通うことができたり、マレーシアに送金される資金に対する税金が免除されるメリットがあります。
MM2Hビザの取得方法
MM2Hビザの取得方法は、申請書類をマレーシア・マイ・セカンドホームセンターへ提出します。
ただし、申請は認定エージェントを通じてのみ可能です。
審査を通過すると、仮承認書が発行されます。
学生ビザと保護者ビザの取得条件は?【教育移住目的】

学生ビザは教育移住目的のビザの1つです。
マレーシアのインターナショナルスクールにお子さまが入学されると学生ビザが発行され、このビザを使うことで通学することができます。
お子さまが入学することが決まると、保護者のうちの1名に保護者ビザの発行をしてもらえます。
学生ビザと保護者ビザの取得条件は?
学生ビザは、州や学校によって異なりますが、ほとんどが子供1名につき保護者1名のみ保護者ビザの取得ができるので、母子留学をお考えの方はこちらのビザがおすすめです。
取得条件は以下の通りです。
- 有効期間は1年
- 申請者は18~45歳(学校やコースによって例外あり)
- 学生ビザを取得できる子どもが複数でも、保護者ビザの発行は1名のみ
- マレーシアでの保護者の就労は不可
- 滞在中の生活費を賄える資金の証明
- 子どもが学生ビザを取得していること
- 有効なパスポートの所持
- 子どもと保護者の関係を証明できる書類
家族全員で移住をお考えの場合は、もう1名の保護者は別のビザを取得しなければなりません。
学生ビザと保護者ビザを取得するメリット
保護者ビザは、世界中を探しても取得できる国は少ないため、マレーシアを教育移住先として決めるひとつの理由でもあります。
例えば、小学生と中学生のお子さまとお母さまの3名で教育移住を希望する場合も、学生ビザ+保護者ビザでマレーシアに滞在することができますし、兄弟が未就学児の場合は帯同することが可能です。
学生ビザと保護者ビザの取得方法
学生ビザと保護者ビザの取得方法は以下の通りです。
- お子さまの学校の入学許可を取得する
- EMGSにオンライン申請をする
- 審査を通過すると、ビザ承認レターが取得可能
- マレーシア大使館またはオンラインでシングルエントリービザの申請をする
- マレーシア入国後の手続きとして、健康診断を受ける
- 学校を通じて移民局に最終申請を行って、学生ビザを発行
お子さまの学生ビザが承認されていることが前提で、学生ビザ申請と同時に保護者ビザの申請をします。
その後、EMGSにオンライン申請・ビザ承認レターの取得・マレーシア入国後の手続きと学生ビザと同じ流れです。
就労ビザの取得条件は?【事業でマレーシア移住する】

マレーシアでも収入を得ていきたい方は、就業ビザを取得することをおすすめします。
企業に勤めるだけでなく、マレーシアでは外国人でも法人を設立できます。
そのため、マレーシアで起業することで、ご自分の法人からビザを申請することができますよ。
就労ビザの取得条件は?
就労ビザは、マレーシアに会社を設立してからビザの手続きを行うか、マレーシアにある会社に社員として入社し、その会社にビザの手続きをしてもらうという方法があります。
就労ビザの取得条件は以下の通りです。
- 雇用主がマレーシアで登録された正式な企業である
- 最低月給額の基準を満たしている
- 大卒は3年以上の関連業務経験推奨、専門短大卒は5年以上の関連業務経験推奨、高卒は7年以上の関連業務経験推奨
- 健康診断、無罪犯罪証明書の提出
- パスポートの有効期限が最低18ヶ月以上ある
- 企業がESDを通じて申請する
上記のような条件がいくつかありますが、仕事をしながらマレーシアに長期滞在できるということで、就労ビザはなくてはならないビザです。
就労ビザを取得するメリット
マレーシアで就労ビザを取得するメリットは、ご自分のキャリアを国際的に広げるだけでなく、生活の質の向上が考えられます。
就労ビザを取得することで、最大5年間の滞在が可能です。
また、就労ビザの中でも、配偶者や子供を帯同できるものもあり、家族と一緒に移住することができます。
就労ビザの取得には最低月額の基準があるため、安定した高収入の仕事に就くことができます。
就労ビザの取得方法
就労ビザの取得方法は以下の通りです。
- 企業がオンラインで雇用許可を申請する
- 承認されると、ビザ承認レターが発行
- マレーシア大使館またはオンラインでシングルエントリービザを申請
- シングルエントリービザを取得後、マレーシアへ渡航する
- 健康診断を受ける
- 移民局で最終申請を行い、就労ビザを取得
就労ビザを取得するためには、さまざまな条件がありますが、働きながらも移住できることは、キャリアも生活もより豊かになりそうですね。
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まとめ|マレーシア移住する時の条件
この記事では、マレーシアに移住する時の条件について解説してきました。
ご紹介してきたように、マレーシア移住に必要なビザは、移住の目的によって違いがあるため、ご自分に合ったビザの準備が必要です。
しかし、移住のために何から始めたらいいのか、どれくらいの費用がかかるのかなど、移住の条件以外にも気になることは多いのではないでしょうか。
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